太陽光発電O&Mブログ

太陽光発電所の点検4

太陽光発電所の発電量が低い原因は何か?
昨日のブログの続きです。

7台のパワコンの内2台が顕著に発電量が低い原因として、以下を想定しました。

1.実は、パネルの枚数が少ない
2.ストリングが断線している
3.パネルが故障している
4.パネルが汚れている
5.パネルに影が掛かる
6.パワコンが故障している
7.遠隔監視システムが故障している
8.系統側の問題(出力抑制)

点検結果を公表する前に、これら想定原因に関する補足をしています(なかなか終わらない(汗))。

1.2.についての補足は12月22日のブログ参照
3.4.についての補足は12月23日のブログ参照

5.パネルに影が掛かる

「うちの発電所は影は掛かってないけど発電量が低いんです。」と発電事業者は言いますが、実際には、やはり影が原因ということが多いですね。

パネルに影が掛かることに気付いていない場合が少なくありません。
影が掛かる時間帯は、主に太陽の位置が低い時、つまり朝方と夕方です。影が掛かっていない昼間にしか見ていなければ、影の存在に気付いていない、ということも。

また、夏の太陽の位置では影が掛からなくても、冬の低い位置では影になる、ということもあります。近隣の山や樹木が、冬の朝方(もしくは夕方)にだけ影を落とす、ということは結構あります。
こちらのブログもご参照ください。

これら影の影響は、パワコン単位で見られる遠隔監視システムのデータを、しっかり解析すればほぼ見つけることができます。

6.パワコンが故障している

パワコンの故障も多いですね。雷による誘導雷で基盤が故障、というのが分かりやすいですが、原因不明の故障や初期不良も少なくありません。

4系統入力があるパワコンで、1系統がダメになっていて25%発電量がダウンしていた、という例がありました。
これも遠隔監視システムでパワコンごとのデータを把握していれば、ほぼ見つけられます。

7.遠隔監視システムが故障している

遠隔監視システム自体の故障もあります。まったく見えなくなってしまえば分かりやすいのですが、一部のパワコンだけデータを取得できない、などということもあります。

8.系統側の問題(出力抑制)

発電所の配線の仕方により、特定のパワコンだけ出力抑制が掛かり発電量が低くなる、ということもあります。
系統側の電圧も絡み、かつ、他のパワコンや近隣の太陽光発電所にも影響する場合があるので解決はなかなか容易ではありません。

遠隔監視システムで日々の発電量を解析すれば、この問題も把握できます。

→つづく

2017/12/24 エナジービジョン 代表取締役 奥山 恭之

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