太陽光発電O&Mブログ

“神が宿らない”太陽光発電所(電線取り回し編)

『神は細部に宿る』という言葉があります。
細かいところまできっちり手を抜かず仕上げることが仕事の本質を高める、という具合に理解してますが、太陽光発電所の施工においては、残念ながら手抜きが横行しています。
そんな“神が宿らない”発電所の事例を紹介します。

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今回は電線の取り回しについて。

一般の方はご存じないでしょうが、電気工事のやり方は細かいところまで規定されています。
いい加減な工事をすると、電気は大変危険だからです。

一説によると42Vを「死にボルト」と言って、それ以上になると感電死する危険があるとか。(本来は電圧と電流と両方関係しますので、電圧だけでは決まりませんが。)

ただし、電気工事士法や電気事業法、電気用品安全法や内線規程など、さまざまな規制を設けることで、今や電気を安全に使いこなせる体制は整っています

内線規定は、電気工事の設計、施工等の基準として大正13年に初版が発行されて以来、内容をブラッシュアップしながら使い続けられています。

電気を使い始めてから100年以上の歴史と蓄積が、電気を安全に使える体制として結実ているのです。

IMG_2488

そうにも関わらず上の写真は、100年の蓄積を無視して(知らずに?)配線してしまった例です。

電線は曲げても良い角度が決まっています。無理に曲げると断線する可能性が高まるからです。
また引張り強度も同様に規定されています。

上記写真の電線は、曲げすぎ、引っ張りすぎです。すぐに断線する訳ではありませんが、遠からず断線するでしょう

知らずにやってるとすれば、知識習得の手抜き、と言えます。

このような“神が宿らない”発電所が、20年ノーメンテナンスで故障しないと思いますか?

すぐに直すというよりも、まずは発電所がどれだけのリスクを抱えているか、事前に把握しておいた方が安心できます。

2018/2/21 エナジービジョン 代表取締役 奥山 恭之

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