太陽光発電O&Mブログ

太陽光発電所 発電量低下の原因一覧

太陽光発電所の発電量は、いつか必ず低下します。その際、原因を突き止め対処しますが、これまでの経験からいうと原因は3つに大別できます。
【設計・施工ミス】、【システムの故障】、【故障以外】です。

これら3つの原因を明確に区分けすることなく、すべて【障害】の一言で括ってしまうことも多いのですが、それぞれ症状も違えば対処策も異なりますから、しっかり分けて考えた方がわかりやすいでしょう。

まず【設計・施工ミス】ですが、O&Mの範疇というよりは販売・施工店の責任と言えます。ブレーカーやケーブルの選定間違いなど、明白なミスも少なくありません。

ただし設計思想によって、特定のタイミングで発電量の低下が生じる、ミスとは言い切れない場合もあります。
例えばパネルを最適角度よりもわざと浅く設置して枚数を稼ぐという設計です。1枚ずつの発電量は劣りますがトータルでは発電量を増やせる、という考え方です。(ただしパネル角度が5度未満だと、雨水で汚れが流れず短期間に発電量を大きく落とす、という弊害があることも分かってきています。)

【設計・施工ミス】による発電量低下が想定される場合は、ミスなのか設計思想なのか、まずは販売・施工店に確認することでしょう。

【システムの故障】は、パワコンやパネル、集電箱、配線等の故障が主で、電気的点検をすれば発見できます。点検主体のO&Mで発見できるのは主にこの部分となります。

【故障以外】は、日射不足や雑草による影、電圧上昇抑制などさまざまあります。日射不足などは避けようがありませんが、対処できる(しなければならない)ことも多くあります。

特に雑草による影は、発生頻度も発電量への影響も非常に大きいので十分な注意が必要です。故障ではないので、電気的点検だけでは見逃してしまうこともあります。

【故障以外】が原因の発電量低下を防ぐには、遠隔監視システムによる発電量管理を適切に実施することが欠かせません。
今後、なんらか発電量の低下が起きた場合、何が主な原因か、上の表を参考にしながら検討すると判断しやすいでしょう。

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