太陽光発電O&Mブログ

太陽光発電所 ケーブル盗難の現場から

先日、千葉県内の低圧発電所を訪問した際に、ケーブル盗難されたばかりの現場を発見しました。
分割案件で10区画ほどが集まっていて、その多くが引込柱のケーブルを切られていました。切られた当日なのか、盗難の痕跡が生々しく残っていて、興味深い傾向を読み取ることができます。

まず状況を説明すると、

・10区画程度の分割案件
・柵塀は区画ごとに若干異なるが、概ねないに等しいもの(ワイヤーだけとか単管で組んでいるが容易に侵入できる等)
・通路の両側に区画があり、車で侵入し順番に盗んだと思われる
・多くはケーブルが切られていたが、2~3の発電所は無事だった

興味深いのは、2~3の発電所が無事だった点で、そこから盗難されにくい発電所にする工夫が考えられます。

端的に言ってしまうと「盗みにくい」かどうか、です。

窃盗犯の心情としては、一刻も早く現場から逃げたいのでしょう。少しでも手間がかかりそうなところはパスして、盗みやすいところだけを手掛けていました。

盗まれなかったところは、

・引込柱にトタンと有刺鉄線を巻いて保護していた(以前に盗難にあって対策済みだった?)
・柵がそこそこしっかりしていて侵入しづらい
・引込柱の位置が柵に近く作業がしづらい

など。

無事だったところと盗まれてしまったところの差は、ごく僅かしかありません。ほんの少しだけ「盗みにくい」と思ったのでしょう。
「ここに時間掛けるよりも他に盗みやすいところがたくさんある、そちらを優先しよう」と。

残念ながら絶対に盗まれない方法はありませんが、しっかりした柵を設置しケーブル切断をしづらくするなど、少しでも盗まれにくくする工夫はできそうです。

一覧へ戻る